家づくりをしていると、「回遊動線」という言葉を目にすることが多いと思います。
回遊動線とは…
行き止まりがなく、ぐるぐる回れる動線のこと。
家事楽のポイントは回遊動線にあり!と言われるほど、人気の間取りです。
我が家も家事を楽にしたい目的で、 回遊動線を採用しました。
回遊動線のある間取りのお家に住み出して3年。
回遊動線を作って本当によかったな〜って思います
メリットとデメリットを簡単にまとめるとこんな感じです。
- 家事楽になる
- 動線の使い分けができる
- 空調管理がしやすい
- 収納・壁が減る
- スイッチが2箇所必要になる
- 坪数が必要になる(こともある)
間取りのなかに回遊動線が必要かどうかは、ライフスタイルや、家事の分担方法、お家の建坪によっても変わってきます。
- 回遊動線のメリットデメリット
- 回遊動線のあるおうちの住み心地
- 回遊動線で失敗しない秘訣
この記事が、「回遊動線ってどうなんだろう〜?」って、迷ってる方の参考になればうれしいです。
建坪33坪・回遊動線のある間取り
我が家の回遊動線はこんな感じです。
LDK→ファミクロ→脱衣所(ランドリールーム)→LDKという感じで回遊できます
あとは、LDK→廊下→洗面台→脱衣所→LDKとも回遊できます。
回遊動線のメリット
\我が家のメリットはこの3つ/
- 家事楽になる
- 動線の使い分けができる
- 空調管理がしやすい
メリット1)家事楽になる
私たちが回遊動線を取り入れた最大の理由は、家事楽です。
賃貸時代、洗濯動線が悪く、毎日の洗濯がすごく苦痛だったんです…
でも…
LDK・脱衣所(ランドリールーム)・ファミクロを回遊動線で繋げることによって洗濯の負担はぐっと下がりました!
部屋が近くで繋がってるだけで、こんなに家事が楽になるのかー!と本当に驚きですˎˊ˗
我が家の洗濯動線については詳しくこちらの記事にまとめてます。
メリット2)動線の使い分けができる
わがやには、LDKにつながる動線が
①玄関→脱衣・お風呂場→LDK
②玄関→LDK
と、2つあります。
小学生の子どもたちは、毎日砂まみれで帰ってくるので①の導線を通ってリビングへ
遊びにきた友達は②の導線を通ってリビングへ
と、使い分けられるのも便利です。
回遊動線で2つのルートができたおかげで…
- こどもたちの持ち込む砂が、LDKに散らかりにくい
- 遊びにきたお友達に、見られたくない脱衣所・お風呂をみられることもない
快適ですˎˊ˗
メリット3)空調管理がしやすい
賃貸時代、LDKのクローゼットには子ども服がたくさんで、私たちの洋服は、別部屋で管理していました。
各部屋にエアコンは付いていないし、着替える時だけわざわざエアコンをつけることもしないので…
冬場は寒い部屋に、夏場は暑い部屋に着替えを取りに行っていました。
そして、そのままその部屋で着替えることもできず、LDKに戻って着替えるという、なんとも不便な生活をしていたのです。
同じようにLDKから離れていた脱衣所は、極寒・極暑の場所で、お風呂に入るのも苦痛でした
それが新居の回遊動線の間取りでは…
LDKに繋がってるファミクロに、エアコンの空調が届く!
脱衣所にもエアコンの空調が届く!
回遊動線のおかげで、1階の部屋全体がエアコンの空調で快適になりました♡
着替える時もお風呂に入る時も…寒くないし、暑くない!
すごく快適です♡
▲▲▲
ファミクロのドアは基本あけっぱなしで
LDKの空調を届けています!
回遊動線のデメリット
\我が家のデメリットはこの3つ/
- 収納・壁が減る
- スイッチの数が増える
- 坪数が必要になる(こともある)
デメリット1)収納・壁が減る
回遊できるということは、壁の部分がドアになるということです。
建具のスペースが必要になる → 建具の周りにはものが置けない → 収納が置けるスペースも減る
「壁だったらできること」ができなくなるのがデメリットの1つめですね。
我が家のファミクロは3畳です。
回遊できない動線だと、こんな感じで、3面収納として使えます。(赤のラインの壁)
でも我が家の場合は、回遊動線として通り抜けられるようにしたので、収納の面がこれだけしかありません!
回遊動線を作ろうとしている場所の壁や収納がなくなることで、不便さはないか?
を、じっくり考えてみてくださいね!
また、提案された間取りが回遊動線だった場合は、
ここが壁だったら…?と考えてみると、いらない回遊動線をつくることも減ります。
デメリット2)スイッチが2箇所必要になる
間取りを考えるときは、何も考えてなかったんですが…
スイッチの打ち合わせのときに、気づきました。
入口と出口、それぞれに電気のスイッチがいるやん!
例えばこの脱衣所。
入口が1つなら、電気のスイッチも赤丸の所に1つでいいんです。
でも…出入り口が複数あるのに、電気が入り口にしかないのは、めちゃくちゃ不便ですよね。
我が家の脱衣所もキッチンに抜けられるようになっているので、キッチン側にも電気のスイッチをつけました。(青丸の箇所)
ここで、問題なのが、このスイッチの費用なんです!
2箇所でつけたり消したりできるスイッチのことを三路スイッチと言うのですが…
この三路スイッチ、普通のスイッチとの差額が7,500円だったんです。(我が家の場合)
便利な分お値段も上がるんです。
もちろんハウスメーカーによって差額の有無があると思うので、要確認ですよ〜!
回遊動線の場合、人感センサーライトも役に立ちます。
我が家では、ファミクロに採用し、13,000円くらいでした。
ファミクロは、子ども達も使うので、電気の消し忘れが多発しそう…と思い、人感センサーにしました。
3路スイッチよりも値段は上がりましたが、便利で消し忘れもないので、人感センサーにして良かったです。
人感センサーじゃない脱衣所は、よくつけっぱなしになってます〜。
デメリット3)坪数が必要になる(こともある)
回遊動線にすることで、廊下が必要になることもあります。
廊下をつくらず回遊動線をつくると…
さまざまな部屋を通る回遊動線になってしまうこともあり、逆に使いにくい動線になることもあります。
建坪の関係で回遊動線を作れなかった…という声も時々聞きます。
間取りによりますが、回遊動線を作ることで、建坪が増えてしまった!となれば、デメリットかもしれませんね。
いらない回遊動線をつくらない秘訣!
我が家の間取り、最初はこうでした。
ランドリールームもあって、ファミクロもあります。
回遊動線にもなっています。
内容だけ聞くと、良さそうに思えるのですが…
- キッチンとお風呂が遠い…
- ファミクロも脱衣所(ランドリールーム)・リビングと離れている…
と、私にとっては、デメリットの多い回遊動線だったんです。
回遊動線を作れば、家事が楽な動線になるというわけではないのよね…
「回遊動線、家事楽になりそうだし人気だけど…わがやに本当にいるのかな?」
と不安に思うときは、この方法をためしてみてください!
いらない回遊動線をつくらない秘訣
1)自分たち家族の生活の動線を間取りに書き込んでみる
2)間取りのセカンドオピニオンを利用する
秘訣1)自分たち家族の生活の動線を間取りに書き込んでみる
まず、今手元にある間取り図に、朝起きてから寝るまでの動線を書いてみてください。
妻:赤
夫:青
子ども:黄色
というふうに、色を変えてそれぞれの動線を考えると◎
- 無駄長い道のりを移動してるところはないか?
- 回遊動線になることで解消することはないか?
- ドアが壁になっても不便なことはないか?
などなど、想像してみると、回遊動線の有無が見えてきますよ〜!
平日の動線と、休日の動線と両方かんがえてみてくださいね!
秘訣2)間取りのセカンドオピニオンを利用する
間取り図に自分で書き込んでもいまいちわからない…
そんな場合は、プロに相談するという手があります。
間取りのセカンドオピニオン
って知ってますか?
- ハウスメーカーの提案された間取り、何度も修正依頼するのきまづい…
- ほかの設計士さんの意見も聞いてみたい!
- この間取りで本当に大丈夫なのか、診断してもらいたい!
などなど…
間取りに不安・不満を感じている人たちが利用しているサービスです。
数千円から受けられるサービスなので、マイホームという大きな買い物の間取りを確定する前に利用する人が増えてきています。
(…無料のサービスしか受けん!という人には向いてないので、ごめんなさい!)
- 今ある間取りに赤ペンチェックを入れる
- 間取りをガラッと書き直す
- 希望をとりいれた間取りに修正する
などなどサービスの内容もたくさんあるので…
- この回遊動線のない間取りで不便がないかチェックしてもらいたい
- 回遊動線がある間取りに書き直してもらいたい
などなど、希望に合わせてサービスを選べるのも人気のポイントです
今の間取りに、更なる追加の希望をお伝えしたんですが…ガラッと変わった間取りになりました。
利用した感想だけじゃなく、メリットデメリットもこの記事に載せてるので気になる人は見てみてくださいね
間取りのセカンドオピニオンは、「ココナラ」というサイトで、設計士さんに依頼することができます。
この値段でこんなことチェックしてもらえるんだ!と衝撃ですよ。
\ 無料で検索できるよ! /
どの人にお願いしていいかわからない場合は、この記事を参考にしてみてくださいね。
回遊動線…本当にいらない?メリットデメリット・うまくいく秘訣まとめ
回遊動線についてまとめると、こんな感じでした。
- 家事楽になる
- 動線の使い分けができる
- 空調管理がしやすい
- 収納・壁が減る
- スイッチが2箇所必要になる
- 坪数が必要になる(こともある)
デメリットも踏まえた上で、回遊動線を取り入れるかどうかが、失敗しないコツですね
自分で考えてもこれが正解かわからないな〜という場合は、「間取りのセカンドオピニオン」というサービスも上手に利用してみてくださいね〜。